(6) 括弧書きはどういう意味?
文章を作成する時に、( )を用いる場合があります。
例えば、新聞等では「試合開始は、7月22日午前3時(現地時間7月21日午後7時)」のように、補足情報を括弧の中に記載したりするようです。これは、日本時間の午前3時は、現地時間では前日の午後10時ですよ、という、親切な記載だと思います。
でもでも、お役所に提出するときは、次のように書きましょう。
「試合開始は、7月22日午前3時。なお、現地時間では7月21日午後7時。」
捕捉する場合は、「なお」ですね。
では、括弧書きはどういう時に使うのでしょうか。
まずは、前回コラムでご説明した長い語を略す時ですね。
「環太平洋パートナーシップ協定(以下「TPP]という。)」
それ以外にもあります。
「アンケートの対象は高校生(20歳未満に限る。)」
これは、アンケートの対象を若者に限定しているものですね。
「アンケートの対象は高校生(成人も含む。)」
これは、アンケートの対象を高校に通う全ての人にしている場合になります。
このように、括弧書きの中は、括弧の前の語に条件をつけるときに用います。
「アンケートの対象は高校生」だけだと、悩む場合もありますよね。